この記事でわかること
- 医療大麻とは何か、嗜好用との違い
- 統合医療の中で医療大麻がどう位置付けられているか
- どのような人が相談の対象になるのか
医療大麻治療においては、現在もさまざまな議論がなされています。
実際の医療現場は、改善した人がいるのも事実。
一方で、すべての人に同じ結果が出るわけではないのも事実です。
医療大麻は、白か黒かで判断できるものではなく、常に「その人の状態の中でどう作用したか」を見ていくものになります。
この記事では、現在の医療現場で医療大麻がどのように使われ、どのように評価されているのかを整理します。
医療大麻とは何か
医療大麻とは、
医師の診察のもとで、症状、体質、生活状況、治療歴などを踏まえながら
大麻由来成分を医療的に活用する考え方です。
世界では、以下のような症状に対して検討されてきました。
- 慢性的な痛み
- 不眠
- 不安や緊張
- 食欲不振
- 吐き気
- 原因がはっきりしない体調不良
重要なのは、医療大麻が単独で完結する治療として扱われていないという点です。
多くの国や医療機関では、標準治療や既存の医療を前提に、その人の負担を軽くするための補助的な選択肢として位置づけられています。

「効く人がいる」のはなぜか
医療大麻について「効いた人がいる」という話を聞くと、それが誇張なのか、事実なのか、判断に迷う方も多いと思います。
前臨床研究(マウス実験)では、THCやCBDを含む複数のカンナビノイドが、
痛み、炎症、神経活動、免疫反応などに影響を与えることが示されています。
また、私たちが連携するランシット大学の統合医療研究分野でも、
医療大麻を用いた基礎研究が行われています。
ただし、マウスと人間では身体の構造も、病気の成り立ちも大きく異なります。
研究結果をそのまま人に当てはめることはできません。
それでも、「一定の条件下では、症状が軽くなる人がいる」という現象が、世界中の医療現場で繰り返し観察されてきました。
統合医療の中での位置付け
現在の医療現場で、医療大麻がもっとも評価されているのは次の点です。
- 痛みや不快感が和らぐ
- 眠れるようになる
- 食べられるようになる
- 不安が軽減される
これらは、疾患そのものを「治す」こととは別に、その人が日常を取り戻すために重要な要素です。
Greeusクリニックでも、こうした目的で医療大麻を用いてきました。
その過程で、体調全体が安定し、活動性や意欲が戻った方もいます。
医療大麻が検討される主な症状
一般的に相談が多いのは、次のような症状です。
- 慢性的な痛み
- 眠れない
- 不安感
- 吐き気
- しびれ
- がん治療後も続く体調不良
症状ごとの詳しい考え方は、以下の記事で解説しています。


安全性と注意点
医療大麻は「安全」と断定できるものではありません。
- 副作用が起こる可能性があります
- 他の薬との相互作用に注意が必要です
- 体質によって合わない場合もあります
特に重要なのは、自己判断で使用しないことです。
主治医ともご相談の上、医療大麻の治療をご検討ください。
安全性については、「医療大麻の健康リスクと他の薬との比較」で詳しく整理しています。

Greeusクリニックの考え方
Greeusクリニックでは、医療大麻を「目的」ではなく「手段の一つ」と考えています。
- 生活習慣の見直し
- 伝統医療による体質調整
- マッサージやハーブによるケア
こうした要素と組み合わせながら、心と身体の両方を整えること を重視しています。
医療大麻は、その人が本来持っている回復力を邪魔しないように支える存在であってほしい。
それが私たちの考えです。
よくある質問(FAQ)
- 医療大麻だけを処方してもらえますか?
-
医師の診察を行い、必要性がある場合のみ検討されます。
- 日本の治療をやめる必要はありますか?
-
主治医と相談し、治療の併用がおすすめです。
- 家族だけで相談できますか?
-
はい。ご家族からの相談も多くあります。
- 日本語で相談できますか?
-
はい。LINEで日本語対応しています。
- 法律的に問題はありませんか?
-
Greeusクリニックでは、タイの法律およびタイ伝統医療の枠組みに基づき、
医師の診察のもとで合法的に処方を行っています。
法制度は変更される可能性があるため、当院では常に最新情報を確認しています。
向いている人
- 治療後も体調不良が続く方
- 症状がつらく、選択肢を整理したい方
- 海外治療に興味がある方
- 家族として安全な情報を探している方
LINE相談のご案内
Greeusクリニックでは、来院前にLINEでの事前相談を行っています。
診察までの流れ
監修・注意書き
【監修】
Dr.XXX
監修日:2026年1月13日
【注意】
本記事は、医師による監修のもと作成しています。
一般的な情報提供を目的としたものであり、
個別の診断や治療の代わりとなるものではありません。
医療用大麻の使用を検討する際は、必ず医師にご相談ください。
