この記事でわかること
・慢性的な痛みが続くのに検査で異常が出ない理由
・50代以降に痛みが慢性化しやすくなる背景
・痛みを「原因」ではなく「状態」として整理する考え方
肩、腰、関節、背中。どこかがずっと痛い。
でも検査では「異常なし」。
年齢のせい。疲れのせい。
そう言われ続けて、「我慢するしかないのか」と思っていませんか。
慢性的な痛みは、気のせいでも、弱さでもありません。
多くの場合、問題は「どこが悪いか」ではなく、痛みが続いてしまう体の状態そのものにあります。
慢性的な痛みとは何か
慢性的な痛みとは、ケガや病気が治ったあとも、3か月以上続く痛みを指します。
次のような特徴に心当たりがある方は少なくありません。
- 日によって強さが変わる
- 天候やストレスで悪化する
- 痛む場所が増えていく
- 痛み止めが効きにくくなる
こうした痛みは、レントゲンやMRIでは異常が見つからないことが珍しくありません。
「異常なし」と言われる理由
検査で異常が出ないのは、痛みが骨や関節といった「構造の問題」から、神経や体の働き方といった機能・状態の問題に移行している可能性があるからです。
たとえば、
・神経が過敏になっている
・炎症が長引いている
・体が常に緊張している
・回復力そのものが落ちている
こうした変化は、数値や画像には映りません。しかし、本人にとってのつらさとしては、確かに存在します。
50代から痛みが慢性化しやすい理由
50代以降になると、体の中ではさまざまな変化が重なります。
・長年の仕事や生活による負荷の蓄積
・睡眠の質の低下
・ストレスへの耐性の低下
・回復に時間がかかるようになる
その結果、「治ったはずの痛み」が体に残り、慢性的な痛みとして保証されやすくなっていきます。
痛み止めを飲んでも改善しにくい理由
痛み止めは、「今出ている痛み」を抑えることはできます。
しかし、以下のような背景となっている状態を整えることまではできません。
・神経の過敏さ
・体の緊張状態
・回復力の低下
そのため、薬をやめるとすぐに痛みが戻る、量が増えていく、という状況に陥りやすくなります。
我慢するしかないわけではない
結論から言えば、慢性的な痛みは、我慢するしかないものではありません。
ただし、「どこが悪いのか」だけを探し続けても、答えが見つからないことが多いのも事実です。
ここで必要になるのが、痛みを生み出している体の状態を整理する視点です。
まとめ
・慢性的な痛みは珍しいものではない
・検査で異常がなくても、つらさには理由がある
・大切なのは「原因探し」ではなく「状態を整える視点」
本記事は、Greeus Clinic Bangkok の医師による監修のもと作成しています。
一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療を代替するものではありません。
症状や治療については、必ず医師にご相談ください。
