末期がんと告げられたとき、多くの方が感じるのは「これからどう生きていけばいいのか」という深い不安です。
がんを治す治療が難しくなる一方で、痛みや吐き気、不安など、日々のつらさは続きます。
この記事では、末期がんで重要になるQOL(生活の質)と、その守り方についてわかりやすくまとめました。
末期がんとは?
末期がんとは、がんが進行し、他の臓器への転移などにより、根本的な治療による完治が難しい状態を指します。
医師が「治療による治癒が期待できない」と判断する段階を指すことが多く、一般的にはステージ4がんの進行した状態を指します。
末期がんになると、多くの方が「治すこと」よりも、どう生きるか、どう日々を過ごすかを大切にするようになります。
末期がんで重要なQOL(生活の質)とは?
WHOは、主に以下の三つのQOLの要素に取り組んでいます。
身体的QOL
痛み・食欲・眠り・吐き気など、日々の身体のつらさ
精神的QOL
不安・落ち込み・恐怖・孤独感
社会的QOL
家族との会話、好きなことを楽しめる時間
末期がんでは、「がんを小さくするかどうか」よりも、
- 痛みや吐き気がどれくらい抑えられているか
- 夜、ちゃんと眠れているか
- 不安や恐怖に押しつぶされず、気持ちが少しでも楽でいられるか
- 家族と過ごす時間に、会話や笑顔がどれだけ戻っているか
といった毎日の質がどれだけ保たれているかが、QOL(生活の質)の中心になります。
つまり末期がんで重要なQOL とは、「症状をなるべく和らげながら、その人らしい時間をどれだけ守れるか」という指標だと考えられます。
QOLが低下しやすい理由
末期がんでは、症状が複合的に重なりやすくなります。
- 強い痛み
- 吐き気や食欲低下
- 不眠
- 治療への不安や恐怖
- 家族・生活への心配
こうしたつらさは互いに影響し合い、悪循環のループをつくってしまうこともあります。
だからこそ、「がんを治す」治療とは別軸でのサポート=QOLケアがとても大切です。
QOLを守るための治療とケアの選択肢
末期がんの緩和ケアは、症状を和らげ、その人らしい時間を守るための治療です。
代表的なケアには以下があります。

痛みを和らげる治療
- オピオイド(モルヒネ系)中心の鎮痛薬
- 神経ブロック
など

吐き気・食欲低下への対策
- 制吐剤
- ステロイド
- 栄養サポート
など

不眠や不安へのアプローチ
- 睡眠薬
- 抗不安薬
- カウンセリング
- 家族支援
など

チーム医療によるサポート
- 緩和ケアチーム
- 在宅医療
- 訪問看護
- ソーシャルワーカー
- など
これらは「延命」ではなく、明日また少し楽に過ごすための治療として行われます。
医療大麻は海外ではQOL改善の一つの選択肢に
一部の国や地域では、末期がんのつらい症状に対して
医療大麻がQOLを支えるための選択肢のひとつとして使われています。
効果や作用の詳細は、別の記事でまとめていますので、必要な方はそちらをご覧ください。

ご相談はこちら
つらい症状が続くと、どうしても気持ちが沈み、家族も不安になります。
しかし、適切なケアによって生活の質は必ず改善できます。
タイのにあるGreeus Clinicでは、日本語で末期がん患者さんのQOLケアをサポートしています。
いまの症状について相談したい方、選択肢を知りたい方は、どうぞお気軽にご連絡ください。


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